西日本豪雨が、過去最大の豪雨被害額1兆円超を記録/浅間山の小規模噴火により、警戒レベル「3」の「入山規制」発令

● 西日本豪雨が、過去最大の豪雨被害額1兆円超を記録
国土交通省は、昨年発生した西日本豪雨の被害額が、豪雨災害としては最多の約1兆1,580億円に達したと発表。同省が中国・四国地方を中心に建物や道路などの被害額をまとめたところ、岡山県が約4,018億円と最も多く、広島県が約3,446億円、次いで愛媛県が約1,217億円に、単一の豪雨災害による被害額として昭和36年に統計を取り始めて以来、最大の被害額とのこと。同省担当者は「広範囲で大雨となり、川の氾濫や土石流等が同時多発的に発生したため、甚大な被害に繋がったのでは」と分析しています。

 
● 浅間山の小規模噴火により、警戒レベル「3」の「入山規制」発令
7日午後10時頃、長野と群馬の県境にある浅間山で小規模な噴火が発生。気象庁は居住地域まで影響を及ぼす噴火が発生する怖れがあるとして、浅間山に火口周辺警報を発表。噴火警戒レベル「活火山であることに留意」の「1」から「入山規制」を示す「3」に引き上げました。浅間山で噴火が発生したのは、4年前の平成27年6月以来で、噴火警戒レベルが「3」となるのは平成21年4月以来。同庁は火口から概ね4㎞の範囲では噴火に伴う噴石や火砕流に警戒するよう、注意を呼びかけています。