北海道胆振地方で今月21日に震度6弱の地震が発生 175人が空港泊/中小企業へ災害対策援助 国が閣議決定

● 北海道胆振地方で今月21日に震度6弱の地震が発生 175人が空港泊
今月21日に北海道胆振地方で発生した地震について、気象庁は昨年9月に最大震度7を記録した北海道胆振東部地震の「一連の地震」と指摘し、余震との見方を示しました。今回の地震の影響でJRが運休となり、新千歳空港ターミナルビルディングでは、利用客が足止めされ、約175人が空港泊となりました。空港側は施設を開放し、寝袋や毛布、栄養補助食品、水を配布しました。札幌市では帰宅困難者の受け入れ対応として、市民交流プラザ等を開放しました。政府の地震調査委員会の専門家は、更なる余震に警戒や対策が必要としています。
● 中小企業へ災害対策援助 国が閣議決定
政府は今月15日、中小企業が被災しても早期に復旧できるよう、事前の災害対策の作成を促す中小企業等経営強化法等の改正案を閣議決定。法案の中で政府が認定した企業は、防災設備を導入する際に低金利で融資を受けられるようになります。昨年の西日本豪雨で中小企業が被災し、サプライチェーンに大きな影響が出ました。認定制度を設けることで、中小企業が災害対策に積極的に取り組む環境を創り出すことを目的としています。認定企業は、耐震装置や止水板の購入等、政府系金融機関から低金利の融資を受けることが出来、企業の災害対策を促進する法案として期待されています。