東京都 台風被害対策で総額144億円計上へ/千葉県 生活再建と防災対策・復旧復興に関する新指針作成

● 東京都 台風被害対策で総額144億円計上へ
東京都は今月15日、9月以降の台風被害を踏まえ、復旧・復興に必要な事業を盛り込んだ約144億円の今年度の補正予算案をまとめました。その中で家庭に蓄電池システムを整備する補助事業として50億円、国の支援を受けられない一部損壊の住宅について、区市町村を通じ、15万円を上限に補修費用の半分を都が独自に支援する事業を行う費用に3億円、都の施設にスマートフォン等を充電出来る機材を配備する新たな事業として1億円を計上するもの。今回の補正予算案は都で来月開かれる都議会の定例会に提出し、成立を目指す方針です。

 
● 千葉県 生活再建と防災対策・復旧復興に関する新指針作成
千葉県は今月13日、台風15号・19号に対する災害対策本部と復旧・復興本部の会議が開かれ、県が復旧や復興に関する指針を新たに作成。被災した人の生活再建や今後の防災対策に取り組むことを決めました。指針では住宅の修理等、市町村を通じて助成を行うこと、医療機関等の停電対策、河川の整備、地域防災計画の見直しを進める方針。その上で498億円余りの災害対策関連費用を盛り込んだ補正予算案を編成し、今月27日の県議会に提案します。同会議に出席した森田知事は、「被災した人たちが元の生活に戻れるよう支援したい」としています。