平成30年北海道胆振東部地震(M6.7)発生/台風21号 関西地方を直撃、各地で爪痕を残す

● 平成30年北海道胆振東部地震(M6.7)発生
9月6日午前3時8分頃、北海道胆振地方中東部を震源地とするM6.7の地震が発生。厚真町で震度7、安平町、むかわ町で震度6強の揺れが観測されました。今回の地震では、北海道の使用電力の半分を供給していた苫東厚真発電所の運転が停止し、全道に停電が発生しましたが、10日時点で概ね復旧しました。厚真町は、全域で1か月以上も断水が続く見通し。札幌市は、清田区の一部地域では復旧の目処が立たない状況と発表。気象庁は、揺れの強かった地域では、初めの地震から1週間ほどは最大で震度7程度の揺れの地震に注意すると共に、北海道では今週末にも雨が降る見込みで、土砂災害の危険性が高まる恐れがあるとして注意を呼びかけています。

● 台風21号 関西地方を直撃、各地で爪痕を残す
9月4日正午頃に上陸した台風21号は、25年ぶりに「非常に強い」勢力を保ったまま本州に上陸し、西日本を中心に大きな被害をもたらしました。関西電力は、強風の影響により電柱の倒壊が相次ぎ、大阪、兵庫を含む8府県で最大約170万件が停電したと発表。関西国際空港では、高潮の影響により滑走路とターミナルビルが浸水、対岸を結ぶ連絡橋にタンカーが衝突し、一時使用不能となりました。その他、8府県26市町村で最大29,000戸の断水が発生する等、ライフラインに甚大な影響を及ぼしました。西日本や太平洋側の地域では、12日に激しい雨が降ることも予想されるため、道路の冠水や河川の増水、氾濫には厳重な警戒が必要です。