土砂災害件数は平成最多の3,500件を記録/西日本豪雨被災者向け、「住まい再建事業者検索サイト」が開設

● 土砂災害件数は平成最多の3,500件を記録
国土交通省によると、昨年、大雨や地震など等が原因で発生した土砂災害は、全国でおよそ3,500件に上り、昭和57年の統計開始以来、最多を記録。昨年は7月西日本豪雨や9月北海道胆振東部地震等、各地で大雨や地震による土砂災害が相次ぎ、平成16年の年間の2,537件を大きく上回りました。都道府県別では、広島県で1,243件と1つの県での発生数としては過去最多となった他、愛媛県で419件、北海道で237件と続きました。今後、水害・土砂災害対策を進める地域が、増加すると想定されます。

 
● 西日本豪雨被災者向け、「住まい再建事業者検索サイト」が開設
国土交通省は先月8日、西日本豪雨で被災した住宅の補修を考える人向けに、スマートフォンやパソコンから工事業者を探せる「住まい再建事業者検索サイト」を岡山、広島、愛媛の被災3県で開設。利用者はサイトから県名や市区町村を入力し、「マンション共用部分の修繕」、「構造・防水含む戸建てリフォーム工事」、「内装・設備工事」の中から希望を選択。すると各地域の対応可能な業者名や連絡先などが表示される仕組みです。豪雨被災後の住宅工事を巡って「業者が見つからない」といったニーズがあり、同省は被災者が自分のニーズに合う業者を見つけ、活用してもらいたいとしています。