台風15号 住宅一部損壊、国が屋根修理を補助/御嶽山噴火から5年、気象庁噴火速報運用見直し

● 台風15号 住宅一部損壊、国が屋根修理を補助
国土交通省は先月24日、台風15号による千葉県の住宅被害について、一部損壊の大半を占める屋根の修理費を補助するとのこと。現在の災害救助法などでは、支援対象は半壊までと定められており、一部損壊は対象外となっていますが、強風による瓦屋根被害等、半壊には至らない物件が多いため、特例で認めるとのこと。県内の市町村から支援要請があった場合、市町村が負担する修理費の半額を同省が支出。自治体の負担分についても、うち8割を総務省の特別交付税でまかない、市町村補助の計9割を国が負担し、被災住宅の復旧を支援します。

● 御嶽山噴火から5年、気象庁噴火速報運用見直し
御嶽山の噴火から5年が経過した先月27日、気象庁は噴火を登山者らに早く伝え、身を守る行動を促す「噴火速報」の運用基準を先月30日正午から変更すると明らかにしました。御嶽山の噴火を教訓に27年8月から運用が始まり、これまでに8回発表された噴火速報。噴火警戒レベルが「火口周辺規制」の2以上の火山について、噴火しても事前に警戒が必要とした範囲内に影響が収まる場合は発表せず、代わりに「火山の状況に関する解説情報」で噴火の状況を知らせるとし、適切な情報の発信、噴火対策に努めます。