内水氾濫 対策進められる

国土交通省の有識者検討会は、台風や豪雨で下水道から水が溢れる内水氾濫について、自治体向けの対策指針の改定案をまとめました。過去10年(2009年~18年)の内水氾濫による浸水被害は約21万棟に上り、同期間の水害による経済被害額約2兆5,000億円、そのうち約8,000億円は内水氾濫によるものとのこと。改正案では、下水道を整備する際の想定降雨量を従来の1.1~1.15倍に増やすことを求め、内水氾濫のハザードマップの基となる浸水想定区域図の作製も促すとしています。