全国の鉄道路線 土砂災害の警戒区域総計1,900キロメートル超

日本経済新聞社によると、土砂災害の警戒区域にかかっている全国の鉄道路線区間は、総計1,900kmを超すことが判明。JR西日本は、東海道本線・山陽本線の野洲―西明石間で、2018年度から2022年度にかけて約100億円を投じて斜面防災工事を進める計画で、排水機能を強化することで降雨時の運休や速度規制の時間を約85%削減出来る見通し。国土交通省によると、2008~2019年度の自然災害による鉄道施設の被害額は総額約2,300億円、うち土砂災害を含む豪雨災害は約1,000億円。西日本豪雨が発生した2018年度の被害総額は約140億円、2016年度以降は毎年100億円を超えており、交通機関に於いても甚大化する水害への対策が求められています。