災害ごみ 2億2千万トン発生 南海トラフ地震新推計

環境省は今月9日(水)、南海トラフ巨大地震が発生した際の災害ごみが、約2億2千万トンにも達するとの新たな推計を有識者検討会に提示しました。地域別では、四国が最多の約6,700万トン、中部が約5,300万トン、近畿が約3,800万トン、九州が約2,000万トン、等。津波による泥等の堆積物は含んでおらず、同じ条件で比較すると東日本大震災で実際に発生したごみの量の11倍もの量に達することが想定されています。災害ゴミは、災害発生から復興に向かう過程で発生してしまう不可欠なモノですが、復興の足かせになってしまう場合も多々あります。災害ゴミの減少化、処理の迅速化、そしてSDGsな視点による再利用化等、事前の対策が求められています。