新潟県中越沖地震から12年が経過、次なる災害への警戒を/防災力強化を図る「せんだい都心再構築プロジェクト」始動

● 新潟県中越沖地震から12年が経過、次なる災害への警戒を
最大震度6強を観測した新潟県中越沖地震から今月16日で12年が経過しました。大きな被害を受けた新潟県柏崎市では地震発生後、毎年この日に一斉訓練を実施。災害を想定し防災行政無線を使った行動手順等を確認しました。先月18日に新潟県村上市で中越沖地震以来となる震度6強を観測したのを受け、柏崎市では次なる災害に備え、住民に備蓄品の買い替えを促す催しも開催。桜井柏崎市長は、「非常用の水や食料を用意し消費し、消費した分を付け足すといった備蓄の仕方を考えてほしい」と注意を呼びかけています。

 

 

● 防災力強化を図る「せんだい都心再構築プロジェクト」始動
仙台市は都心の機能強化を図る「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げ、コンセプトや施策を発表。コンセプトは高度な都市機能の集積、高い防災力と緑に包まれた姿を将来イメージとしています。緊急性の高い老朽建築物の建替えの促進、市街地再開発事業の補助率を3分の1から3分の2に引き上げ、新しい価値を創造しやすい環境を整えるとのこと。同市は、東日本大震災を教訓に培われた防災力を生かしたまちづくりを進め、首都圏の企業等からリスク分散の視点で選ばれる都市を目指すとしています。