沖縄県、軽石対策に27億円の補正予算計上へ

今年8月、小笠原諸島の海底火山噴火で生じた大量の軽石が1,000km以上離れた沖縄県や鹿児島県の島々に漂着し、漁業や観光への影響が拡大しています。沖縄県では、軽石対策費用として約27億4,900万円の補正予算を計上することを決定し、海岸に漂着した軽石を除去する事業に約15億5千万円、漁業と港湾の除去事業にそれぞれ約5億4千万円を盛り込むとしています。伊豆諸島、神奈川県、千葉県の沿岸でも軽石の漂着が確認されているように、軽石の漂着範囲が拡大する恐れがあることから、対象となる可能性がある自治体では、軽石撤去に必要な資機材、軽石の流入防止のフェンス等の検討が進められています。地震の活動期にあると云われる今、斯様な想定外の被害への対策も求められる時代になっています。