東北では過去10年で5回「長周期地震動」が発生。備えを改めて徹底を

今月1日(水)、高層階ほど大きな揺れになる「長周期地震動」が緊急地震速報の発表基準に追加されました。発表される基準は「階級3(立っていることが困難)」以上が対象となり、震源が遠くても高層階では長く大きく揺れる恐れがあり、仙台管区気象台は注意を呼び掛けています。2013年3月末に長周期地震動の観測情報の公開を始めてから、「階級3」以上を東北では5回観測(全国11回)。その内、2021年3月に発生した宮城県沖地震(M6.9)では、「階級4(這わないと動くことができず、揺れに翻弄される)」を記録する等、全国的に見ても長周期地震動が多く発生しているエリアであるため、仙台管区気象台の担当者は「家具の固定等、備えを徹底してほしい」としています。