国土地理院・デジタル地図を活用し「盛り土」の全国調査実施へ

国土交通省は今月9日(金)、静岡県熱海市で3日(土)発生した土石流災害を受け、国土地理院が提供するデジタル地図を活用した盛り土の全国調査を行うと発表しました。過去のデジタル地図と最近のデジタル地図を比較。盛り土が行われた可能性があるエリアを判別し、8月下旬には関係省庁や自治体に提供します。静岡県によれば今回の土砂災害は、盛り土の崩落が土石流の起点になったともいわれており、赤羽国土交通大臣は全国の盛り土を調査する方針を示していました。同調査により盛り土が行われている箇所を洗い出すことで、各自治体が今後、盛り土の位置を把握し土砂災害を防ぐ対策が立てられるとして期待されています。