● 高潮が河川を逆流 1キロ上流でも浸水被害
近畿と四国を中心に高潮が発生し、浸水等の被害をもたらした台風21号から今月4日で1カ月が経過。高潮で一時閉鎖した関西空港を運営する関西エアポートは3日、浸水被害を科学的に分析・検証するために、有識者による第三者委員会を開催し、災害対策を見直すチームも発足しました。兵庫県では、高潮で海水が逆流して川があふれ、海岸から1キロ離れた内陸でも浸水被害が発生していたことが判明。浸水は、堤防が周辺より低くなっている場所や、堤防の高さが上流側と下流側で異なっていた場所等で発生しており、海岸から離れた場所でも高潮に対する浸水対策が必要です。

 

● 台風24号通過後も静岡県や関東で塩害等による停電被害発生
今月1日に日本列島を通過した台風24号による停電被害は、台風通過後にも頻発しています。関東地方では2日~5日にかけ、電柱の電気設備に塩分が付着して起きる「塩害」が原因と見られる停電が発生。5日朝には千葉県の1万戸で停電し、京成電鉄が一時、全線で運転を見合わせました。東京電力によると、強い風で巻き上げられた海水の塩分が電柱の変圧器や絶縁用の部品「がいし」に付着し、通電性が高まり、複数の電流が発生したことにより、停電に繋がったとのこと。塩分等が付着しにくい形状の「がいし」を取り入れる等、対策は進められていますが、今後も勢力の強い台風発生時の    対応が求められる他、災害発生後の早急な電力復旧は肝要です。