
近畿地方で被害が起こる地震・津波・高潮災害 ~将来への展望~
会場 | A会場 |
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主催 |
NPO法人『人・家・街 安全支援機構』<略称>LSO |
【第一部】講演 13:00〜14:45
2018年台風21号による高潮・高波災害から学ぶ今後の対策
時間 | 13:10〜13:40 |
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所属 |
京都大学 防災研究所 気象・水象災害研究部門 沿岸災害研究分野 教授 |
氏名 | 森 信人 氏 |

略歴
1969年生まれ。1996年岐阜大学大学院工学研究科博士課程修了。1996年電力中央研究所主任研究員、2004年大阪市立大学大学院工学研究科講師、2008年京都大学防災研究所准教授を経て、2018年より教授。文部科学大臣科学技術分野表彰、土木学会海岸工学論文賞、日本港湾協会論文賞など受賞
内容
第3室戸台風呼ぶに等しい2018年8月に発生した台風21号(Jebi)は、第2室戸台風に近い経路をとり、大阪湾上を通過した。本州上陸時に950hPaの強い台風は、1993年以来25年ぶりであった。上陸時の移動速度も早く、このため近畿を中心として広い範囲に、近年にない強風・沿岸被害をもたらした。本講演では、台風21号を振り返り、今後の巨大な沿岸災害への備えについて概説する。
南海トラフ巨大地震 津波の新たな被害想定
時間 | 13:40〜14:10 |
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所属 |
LSO理事長/関西大学理事・社会安全学部・ |
氏名 | 河田 惠昭 氏 |

略歴
1974年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。1976年京都大学防災研究所助教授を経て、93年教授、96年巨大災害研究センター長。2002年阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長(兼務)、2005年防災研究所長、2007年巨大災害研究センター長、2010年関西大学社会安全学部長、2012年関西大学社会安全研究センター センター長、2016年より現職。
内容
今、南海トラフ巨大地震が起これば、何が問題になるのか。それはすでに適用不可能であるとわかっている災害救助法や災害対策基本法を、改正せずに放置すると、不作為を理由とした訴訟で政府が敗訴することが自明だからです。では、どうすればよいのか。その方向を示します。
昨年の地震災害に学ぶ
時間 | 14:10〜14:40 |
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所属 |
名古屋大学 減災連携研究センター センター長・教授 |
氏名 | 福和 伸夫 氏 |

略歴
民間建設会社に勤務した後、名古屋大学に異動、工学部助教授、先端技術共同研究センター教授、環境学研究科教授を経て、現在に至る。専門は、建築耐震工学、地震工学、地域防災。中央防災会議における専門調査会や、中央官庁・自治体などの防災・耐震関係委員を務める傍ら、地域の具体的な減災活動を実践。受賞:日本建築学会賞、同教育賞、文部科学大臣表彰科学技術賞、地域安全学会技術賞、災害情報学会廣井賞、日本耐震グランプリなど。
内容
亥年は、阪神淡路大震災、伊勢湾台風、カスリーン台風、関東地震、宝永地震、慶長三陸地震など災害の多い干支です。また、改元の年には、安政東海・南海地震、元禄地震、慶長伏見地震などが起きています。昨年は、大阪や北海道などで、災害が多発し、まさに「災」の年でした。この災害の教訓を活かし、今後に備えましょう。
【第二部】パネルディスカッション 14:55〜17:00
バッドシナリオを想定して備える近畿の未来
河田 惠昭 氏
福和 伸夫 氏
森 信人 氏
黒川 純一良 氏
武井 義孝 氏
安達 功 氏
時間 | 14:55〜17:00 |
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講師 |
LSO理事長/関西大学理事・社会安全学部・社会安全研究センター長・特別任命教授/人と防災未来センター長 河田 惠昭 氏 名古屋大学 減災連携研究センター センター長・教授 福和 伸夫 氏 京都大学防災研究所 気象・水象災害研究部門 沿岸災害研究分野 教授 森 信人 氏 国土交通省 近畿地方整備局長 黒川 純一良 氏 大阪府 都市整備部 河川室長 武井 義孝 氏 コーディネーター:日経BP社 執行役員 日経BP総合研究所長 安達 功 氏 |