千葉県の住宅被害に「一部損壊」も援助へ/大雨・台風被害対策で農林水産省が災害復旧を早急に支援

● 千葉県の住宅被害に「一部損壊」も援助へ
台風15号による千葉県の住宅被害について、政府は従来の国の支援制度で対象外だった「一部損壊」を特例的に救済対象とすることを決定。一部損壊の大半を占める屋根の修理費補助制度を千葉県が創設、その補助金の9割を国で負担する仕組みとのこと。総務省消防庁によると、住宅被害は1都7県で発生し、全壊112棟、半壊1,367棟、一部損壊1万3,151棟が報告されています。千葉県では一部損壊(1万1,413棟)が、住宅被害の約9割を占めています。国は制度を千葉県以外にも適用するかどうかを検討する方針です。

● 大雨・台風被害対策で農林水産省が災害復旧を早急に支援
農林水産省は、8月~9月の前線に伴う大雨と台風17号による農林水産関係被害の支援対策をまとめ、今月1日に発表。農業経営に必要な農業用ハウス・農業用機械等の再建・修繕に要する経費を助成すること、簡易な農業用ハウスや果樹棚等の設置や補強に必要な資材導入や農業機械等のリース導入に要する経費を助成する等の内容が盛り込まれました。災害復旧事業等の促進のため、農林水産省職員の現地派遣による技術的支援等を通じて、早期復旧を支援するとしています。