豪雨被害で、高速道・鉄道ストップ長期化も/国土交通省、初めて治水計画に気候変動の将来予測を取り入れることを公表

【豪雨被害で、高速道・鉄道ストップ長期化も】
JR西日本は、平成30年7月豪雨の影響により、線路が流失する等の大きな被害を受けた山陽線を含む9路線10区間で、運転再開まで1カ月以上を要する見通し。今後の調査次第では、さらに対象区間が増える可能性があると発表。国土交通省は、中国地方にある高速道路のうち4区間で通行止めが続いており、開通の目処が立たない地域もあるとのこと。鉄道の運転見合わせや高速道路の通行止め等、交通機関の復旧には長期間を要する見通しで、幅広い業種の経済活動にも影響が出ており、対応が急がれます。

【国土交通省、初めて治水計画に気候変動の将来予測を取り入れることを公表】
7月12日、国土交通省は治水計画の見直しを公表。従来、過去のデータを基に策定していたが、過去30年で1時間50ミリを超える雨量の回数が約1.4倍になり、想定を超える浸水被害が多発していることを受け、今後は地球温暖化による豪雨の増加等を想定し、各河川の整備計画等、治水計画を見直す方針。国土交通省の担当者は、「今回の西日本の記録的豪雨が将来頻発することを前提に対策を講じなければならない」とし、今年度中にまとめる最終報告書を全国の河川整備計画に反映させ、自治体が作る計画でも考慮するように求めています。

【第9回「震災対策技術展」東北 開催のご案内】
8月30日(木)~31日(金)の2日間、仙台AERビルにて、表記展示会が開催されます。今年6月は大阪北部地震、そして7月には平成30年7月豪雨が発生しており、災害への備えを見直す時期にきています。本展では非常食や段ボールベットなどの避難所対策製品、豪雨情報提供システムや水位計といった水害対策製品が展示されます。また行政、大学等、様々な視点から災害対策セミナーを実施。皆様のご来場、心よりお待ちしております。

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