西日本豪雨で医療機関95施設が被災/防災学術連携体 「どこでも土砂災害の危険性」と発表

【西日本豪雨で医療機関95施設が被災】
厚生労働省によると、西日本豪雨の影響により浸水や断水、停電の被害を受けた医療機関は岡山県を含む6府県95施設と公表。倉敷市の総合病院では、豪雨により付近の川が氾濫したため、外来受付がある1階が浸水し、自家発電装置やレントゲン、MRIも水没。患者の受け入れが出来ない状況が続いています。同市の薬局では、過去10カ月分の処方箋が水につかる等、薬局や診療所、病院の重要書類の保管方法の在り方も浮き彫りとなりました。西日本豪雨の被害を受け、医療機関の水害対策も急務な状況です。

 

【防災学術連携体 「どこでも土砂災害の危険性」と発表】
22日、防災関係の学会で作る団体「防災学術連携体」は、温暖化の進行に伴い、豪雨の発生頻度が高くなり、その規模も大きくなる傾向で、日本中の何処でも洪水氾濫や土砂崩れ等の危険性が高まっていると発表。西日本豪雨で被害のあった地域は、通常の雨でも土砂崩れが発生する危険性が極めて高い状況であり、復旧作業従事者やボランティアは注意して活動し、少しの雨でも早めの避難を促しています。その他の地域でもハザードマップや地域防災計画を参考に日頃より留意し、市町村からの避難情報にも注意するよう呼びかけています。

 

【第9回「震災対策技術展」東北 来場申込、セミナー聴講申込受付中】
8月30日(木)~31日(金)、仙台AERビルにて9月1日の「防災の日」を前に標記技術展が開催されます。地震対策、水害対策等、多くの災害対策製品の展示に加え、同時開催のセミナーでは総務省消防庁による「避難行動要支援者名簿の策定や調査結果を通して」、東北地方整備局による「河川の防災情報等について」、岩手山火山防災協議会による「1998年噴火危機以降の岩手山の防災対応」等、37セッションの関連セミナーも実施し、無料でご聴講いただけます。皆様のご来場、ご参加をお待ちしております。

 

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